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三菱地所/神奈川県内陸工業団地で5.3万m2マルチ物流施設着工

2023年10月27日/物流施設

三菱地所は10月27日、神奈川県内陸工業団地(神奈川県厚木市)でマルチテナント型物流施設「(仮称)厚木市上依知物流施設計画」を9月に着工したと発表した。

<「(仮称)厚木市上依知物流施設計画」外観パース>
20231027mitsubishi 520x293 - 三菱地所/神奈川県内陸工業団地で5.3万m2マルチ物流施設着工

施設規模は地上4階建て延床面積約5万2900m2、同社による厚木エリアで3件目の開発物件で、2024年11月末の竣工を予定している。

東京都心から50km圏内、圏央道「相模原愛川IC」から3.0kmの距離に位置しており、圏央道・国道129号線・東名高速道路・新東名高速道路へのアクセスが良好なため、首都圏の広域物流拠点や、首都圏と関西・東海地方を繋ぐ配送拠点としての利用を見込んでいる。また、神奈川県内陸工業団地内に位置しているため、24時間365日の運営が可能だ。

<位置図>
20231027mitsubishi1 520x412 - 三菱地所/神奈川県内陸工業団地で5.3万m2マルチ物流施設着工

倉庫内は、同社が厚木エリアでの開発実績の中で得た顧客ニーズを反映し、両面バースを採用することで柔軟な施設運用が可能な計画とする。共用部には、従業員用休憩スペースやトラックドライバー用喫煙室、トイレを併設するなど、働く人々の利便性や快適性向上を図る。

環境に配慮するため、LED照明をはじめとする省エネ機器を導入。災害時にも48時間の施設稼働を可能とする非常用発電機を設置し、テナント企業のBCP対策を支援する。

また、EV(電気自動車)の普及に伴い需要が拡大しているリチウムイオンバッテリーや、新型コロナウイルスの影響で荷物量が増加している医薬関連品等の危険物保管ニーズの高まりを受け、竣工後に危険物倉庫を増設する計画で、幅広いテナントニーズへの対応を目指す。

■(仮称)厚木市上依知物流施設計画
所在地:神奈川県厚木市上依知字上ノ原3029-3,4,7(地番)
アクセス:【自動車】圏央道「相模原愛川IC」3.0km
【電車】JR相模線「下溝駅」3.9km
【バス】「中三丁目」バス停から徒歩3分
用途:マルチテナント型物流施設(縦割り最大4テナント想定)
規模・構造:地上4階建、ボックス型、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、耐震構造
敷地面積:約2万9600m2(約9000坪)
延床面積:約5万2900m2(約1万6000坪)
設計監理監修:フクダ・アンド・パートナーズ
設計施工:鴻池組
着工:2023年9月4日
竣工予定:2024年11月30日(本体物流施設のみ。危険物倉庫は2025年7月竣工を想定)

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