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パナソニックHD等/川崎市の住宅地で空中配送ロボット実証実験

2023年11月06日/IT・機器

パナソニック ホールディングス、東急、都市再生機構(UR都市機構)は11月6日、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地で、「空中配送ロボット」を活用した新たな配送サービスの実証実験を同月18日から開始すると発表した。

パナソニック ホールディングスによると、郊外住宅地での空中配送ロボットを用いた実証実験は世界初。

<空中配送ロボット(CG)>
20231106panasonic - パナソニックHD等/川崎市の住宅地で空中配送ロボット実証実験

<受取場所(CG)>
20231106panasonic2 - パナソニックHD等/川崎市の住宅地で空中配送ロボット実証実験

<実証実験イメージ>
20231106panasonic1 - パナソニックHD等/川崎市の住宅地で空中配送ロボット実証実験

実証実験では、パナソニック ホールディングスが開発した新しい配送技術を導入したロボットを使用。UR虹ヶ丘団地の住民が、専用WEBアプリから東急ストア、吉野家などの商品を注文すると、指定時間内に団地内の受取場所にある受取ボックスまで配送ロボットが商品を届ける。ロボットは、11月18日〜2024年3月31日の間、不定期で運行する。

3者は、実証実験の実施と、実証実験を活用した持続可能なまちづくりの推進に向けて、10月13日に連携協定を締結。空中配送ロボットの技術・サービスの効果検証を通じて、配送業界の人手不足や配送コストの上昇といった社会課題の解決、少子高齢化が進行する郊外住宅地での買い物の利便性向上を目指す。

また、空中配送ロボットによって商品が届けられる受取場所に人が集い、外出や交流の機会が創出されることによるウェルビーイングの向上や、コミュニティの形成による地域活性化へ寄与しながら、生活者一人ひとりの自由で豊かな暮らしの実現、生活者起点でのまちづくりを推進していく。

3者は各者のもつノウハウを生かし、協働して郊外住宅地に共通する地域課題の解決、地域の活性化、魅力づくり、持続的な価値の向上を図るため、連携協定の締結に至った。今回のUR虹ヶ丘団地の実証実験の結果を踏まえ、今後は虹ヶ丘地域、すすき野地域への拡大を視野に検討を進めていくとしている。

■実証実験の概要
実施目的:空中配送ロボットによる配送システムを試行的に運行させ、その効果や課題の把握、利用頻度や利用目的のニーズの把握と、生活への影響を調査。
実施内容:住民が専用WEBアプリから、東急ストア、吉野家などの商品を注文。指定時間内に団地内の受取場所にある受取ボックスまで配送ロボットが商品を配送。
実施場所:川崎市麻生区虹ヶ丘2丁目UR虹ヶ丘団地内
実施期間:2023年11月18日〜2024年3月31日(同期間内に不定期で運行)

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