ヤマトホールディングス(HD)は11月6日、同社グループが導入を予定しているエアバスA321ceo P2F型機(フレイター)が、成田国際空港に到着したと発表した。
ヤマトHDと日本航空(JAL)が連携し、2024年4月から旅客機の役割りを終えた飛行機を貨物輸送専用の機体(フレイター)に改修し活用する。エアバス機の導入は日本で初めてとなる。
フレイターは同日、午前4時30分(現地時間)に台湾の台北を出発し、成田国際空港に8時30分頃に到着した。両社がシンガポールで5月から改修を行っており、その1機目となる。運航会社はJAL連結子会社のスプリング・ジャパン。
<着陸の様子>
運航路線は4路線合計21便。1機あたり10トン車約5~6台分に相当する28トンの貨物を一度に積載することが可能となる。ヤマトグループが機体を導入し、JALグループが運航を担い、これまで長距離輸送を担ってきたトラック、鉄道、フェリー、旅客機床下貨物スペースに加え、新たな輸送手段としてフレイターを活用することで、安定的な輸送力の確保やサービス品質の維持・向上を図る。
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