明治ホールディングスは12月6日、事業子会社の明治が北海道標津郡中標津町に新工場を建設する発表した。
480億円を投じて、国内最大の生乳生産基盤である北海道根釧地区に新工場を建設し、生産体制を再編する。
既存工場の西春別工場と本別工場は、操業開始から50年以上が経過し、建屋や設備の老朽化対応が必要となっていた。新工場の建設と生産体制の再編によって、脱脂粉乳やバターなど既存製品の安定供給と、付加価値を高めた新製品を生産し、海外輸出を含む需要拡大に対応する。
新工場は2024年4月に着工し、2027年3月に生産を開始する計画。西春別工場では同年3月、本別工場では同年9月にそれぞれ生産を中止する予定だ。
■新工場の概要
建設予定地:北海道標津郡中標津町字計根別71他
敷地面積:23万258m2
投資額:480億円
生産品目:脱脂濃縮乳、脱脂粉乳、乳たんぱく質、クリーム、バターなど
生産能力:生乳換算43万トン/年(50万トン/年への増強を想定)
着工予定:2024年4月
生産開始予定:2027年3月