明治ホールディングスは9月6日、の事業子会社である明治が、神奈川県厚木市に新工場を建設するとともに、生産体制を再編することを決定した。
生産体制再編の概要は、神奈川新工場を建設し、現神奈川工場、東北工場および戸田工場の生産を中止。生産中止する3工場で生産する商品群(プレーンヨーグルト、ドリンクヨーグルト、明治おいしい牛乳およびチルドザバスミルク等)については、神奈川新工場および既存工場への生産移管等を予定。東北工場は2025年11が、戸田工場は2027年7月生産中止の予定。
国内のデイリー事業の最適生産体制の構築とサステナビリティの推進に向けて、生産体制の再編を実施することにしたもの。ヨーグルトを中心に生産能力を最適化することで、固定費削減と生産効率化による収益性の向上を図るとともに、デイリー事業をよりサステナブルな事業へと変革すべく、そのモデル工場として新工場を建設する。
デイリー事業は、多様化する顧客ニーズへの対応、生産や物流における労働力不足、食品ロスなどの課題を抱えている。神奈川新工場では、新たな生産技術の導入による賞味期限の延長、需給システムの高度化などに取り組み、デイリー事業を、より人・環境に優しい、サステナブルなビジネスモデルに変革させていきます。
また、環境面においては、エネルギー効率の高いヒートポンプの導入や太陽光パネルなどの再生エネルギーの活用により、CO2排出量ゼロを可能とするカーボンフリーな次世代スマートファクトリーを実現し、グループが目指す環境に配慮した生産体制の構築を一層前進させていく、としている。
■新工場概要
名称:未定
建設予定地:神奈川県厚木市酒井地区
敷地面積:9万9999m2(3万250坪)
工場建築面積:1万7271m2
投資額:約400億円
着工:2025年5月
生産開始:2027年3月
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