明治は11月6日、家庭用油脂類の価格改定を2025年1月1日出荷分から実施すると発表した。
原材料価格は、世界的な需要拡大などの影響により多くの原材料について高止まりの状態が続いている。さらに、原油価格高騰の影響による物流コストや包装材価格の上昇に加え、エネルギーコストなどの諸経費も高止まりの状態が続いている。また、飼料価格の高騰などにより生乳生産コストが上昇している中、昨年12月には全国の指定生乳生産者団体と乳製品向けの生乳取引価格を引き上げることで合意した。
これまでも同社はこれらのコスト上昇を吸収すべくさまざまな対策を講じてきたが、現状の価格による販売の継続が難しい状況となったため、価格改定を実施することになったもの。
■概要
対象商品群:家庭用油脂類
改定内容:家庭用油脂類:3品(明治チューブでバター1/3 90g、明治チューブでバター1/3 150g、明治チューブでバター1/3ガーリック 80g)
出荷価格:約4~5%
2025年1月1日出荷分より
デンカ/アルミナセメント等、9月2日から値上げ、物流費も影響