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サントリープロダクツ/高砂工場に倉庫新設、西日本の物流機能強化

2023年12月14日/物流施設

サントリー食品インターナショナルは12月14日、グループ会社であるサントリープロダクツ高砂工場に、ペットボトル飲料の製造ラインと自動倉庫を新設、西日本エリアの物流拠点として機能強化を図ると発表した。

物流倉庫は、同工場敷地内に新設。設備投資額は合計約250億円、2026年春の稼動を目指している。

今回の能力増強により、今後も伸長が予想されるお茶やコーヒー等の小容量ペットボトルの中長期的な安定供給を図る。物流倉庫の規模など詳細についてはまだ未定だが、関東エリアから西日本エリアへの長距離トラック輸送量をこれまでより約50%削減、年間のCO2排出量を約3700トン削減できる見込み。

<高砂工場(兵庫県)>
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物流の2024年問題など長距離トラック輸送のドライバー不足に伴う物流インフラのひっ迫が懸念されている。またGHGへの対応も社会課題となっており、事業継続の観点から高砂工場の設備を増強することとなった。

同社はサントリーグループが掲げる「サステナビリティ・ビジョン」に則り、今後も顧客への安定供給と環境に配慮したサステナブルなものづくりの両立に注力していく考えだ。

■「サントリープロダクツ 高砂工場」設備増強概要
工場所在地:兵庫県高砂市荒井町新浜2ー2ー1
設備仕様の増減:無菌充填ペットボトル製造ライン(1ライン増設)、物流倉庫(新設)
着工:2024年秋(予定)
竣工・稼動:2026年春(予定)
年間生産能力:約1100万ケース(増設分)
工場全体で約3500万ケースから約4600万ケースとなる
主な製造可能商品:サントリー緑茶「伊右衛門」、「クラフトボス」、「GREEN DA・KA・RA」「 やさしい麦茶」など

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