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NXHD/2024年問題に対応する新たな国際海上輸送サービス開始

2023年12月14日/国際

NIPPON EXPRESSホールディングスは12月14日、グループの東アジアリージョンを統括するNX国際物流(中国)と、NX韓国が、韓国の釜山港と日本の地方港を結ぶ新たな国際海上輸送サービス「釜山ハブ×日本地方港」を開始したと発表した。

<サービスイメージ>
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同サービスでは、日本の地方港との航路が充実した韓国の釜山に在庫を保管し、受注後、日本各地の配送先に最寄りの地方港へ海上輸送することで、大都市近郊の主要港に輸送されることが多い日本での輸入貨物の地方へのトラック輸送距離を短縮できる。これにより、日本国内のトラック輸送距離を短縮し、2024年問題に向けた輸送手段の確保とコスト低減、CO2排出量の削減に寄与する。

釜山港には世界の約150以上の国・地域、500を超える港を結ぶコンテナ航路が就航しており、特に北米・欧州などの基幹航路が充実している。

同港では、釜山FTZ(Free Trade Zone)にある自社倉庫を活用し、在庫管理、梱包、仕分け、ラベリングなどの付帯作業に対応することで、一元化による作業品質管理とコスト削減が可能。釜山港と日本の地方港の輸送には、週に約130便の日韓発着コンテナ航路を活用することで、日本各地への安定した輸送手段の確保と国内輸送費用の削減を実現できる。

日本国内の地方港では、NXグループの30拠点と連携し、地方港経由の輸出入業務をサポート。特に正確かつタイムリーな本船動静情報の提供や、搬入時間やターミナル内作業に関する相談に対応する。

なお、NXグループでは、この釜山ハブに加えて、日本の輸入貨物の半数以上を占める中国発輸送の輸入について、中国の青島にあるハブ倉庫を活用し地方港と繋ぐ「青島ハブ×日本地方港」サービスもあわせて開始している。

<「釜山ハブ×日本地方港」サービスにおける日本の主な寄港地>
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