川崎汽船は1月11日、本社において、2023年12月11日にLNGグループ、12日にカーボンニュートラル推進グループそれぞれによるグローバル会議を開催したと発表した。
＜会議の様子＞
＜会議後の様子＞
会議には、本社マネジメントクラスに加え、海外4拠点から14名のナショナルスタッフと在勤員が集まり、活発な議論が行われた。
LNGグループでは、中計経営計画における同グループの位置づけや役割、グループ目標および進捗の共有を行った他、各拠点から現状の課題や今後の取組みについて発表を行った。
また、今後のアクションプランとして各地におけるマーケティング戦略などを議論した。営業と船舶管理の「海陸一体型の顧客密着サポート」を継続強化することで競争力に磨きをかけ、今後も各拠点で連携してシェア獲得を目指す。
カーボンニュートラル推進グループでは、社会のカーボンニュートラルを支援する事業の一つとして液化CO2輸送を取り上げ、世界各地の拠点と事業戦略に関する活発な意見交換を行った。同社グループの液化ガス輸送についてのノウハウをグローバルに共有し、世界各国のCCSの事業開発に貢献することで、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指す。
さらに、今回、共通のセッションとして、経営企画グループから同社の投資基準やその考え方につき説明および質疑応答が行われ、部門を越えた議論の場も持つことができた。
今後も定期的なグローバル会議の開催を通じて、部門のありたい姿をグローバルの観点で共有し、各拠点での活動や拠店間の連携を深めて競争力を強化し、顧客密着型のサービス向上に努める。同社は、エネルギーミックス転換の過渡期において高品質の輸送サービスを提供し、自社および社会の低炭素・脱炭素化へ貢献していくとしている。
