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エアロネクスト/モンゴルで新スマート物流事業化を加速

2024年01月17日/IT・機器

エアロネクストは1月17日、国際協力機構(JICA)の2023年度「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」~ビジネス化実証事業~において「モンゴル国ドローン活用による医療品の配送網構築のためのビジネス化実証事業」が採択されたと発表した。

<2023年9月28日「モンゴル新スマート物流シンポジウム モンゴル新スマート物流推進ワーキンググループの発足式の様子>
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<2023年11月13日実証実験 血液を載せて国立輸血センターの駐車場を離陸し飛行する物流専用ドローンAirTruck>
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<2023年11月13日実証実験 ウランバートル市内を血液を載せて飛行する物流専用ドローン AirTruck>
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昨年度は、JICA2022年度「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」のニーズ確認調査に採択されており、JICA「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」としては2年連続で、今回は「ビジネス化実証事業」として採択されたもの。

モンゴルでは全人口の半数(約160万人)がウランバートルに集中しており、物流、交通面では慢性的な渋滞、不十分な道路インフラ整備の状況のため、物流網が脆弱で救急車通行が妨げられる場合もあり、医療だけでなく経済活動にも悪影響が出ている。

また、都市中心部での局所的なガソリン車利用により大気汚染も進んでいる。エアロネクストは、これらの社会課題は、生活基盤存続に関わることであり、モノの流れを効率化・最適化し、物流面から解決策を探るべく、ドローン技術を活用した新たな物流インフラ「新スマート物流」の推進検討のため、JICA「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」を通して、昨年9月にはウランバートル市で「モンゴル新スマート物流シンポジウム」を開催し、「モンゴル新スマート物流推進ワーキンググループ」を発足させた。

この事業を通して、昨年度実施した活動をさらに進め、モンゴル現地の事業者や団体と連携し、モンゴルでのドローンを活用した新スマート物流 SkyHubTMの事業化に向け具体的なビジネスモデルを構築、検証し、社会実装に向けて加速していく。

この事業の調査期間は2024年3月~2025 年6月(予定)。実施概要(予定)は、「1.ビジネスモデル構築・検討」で運営コストの検討と共に、具体的な顧客を想定した持続可能なビジネスモデルの構築・検討を行う。また、「2.ドローン運航体制確立に向けた検討」で現地の気候・気象条件(寒冷気温、標高、風等)下で運用するための機体や備品の機能検証やドローン運航体制の確立、ドローン飛行に関する運用ルールの検討を行う。

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