商船三井は1月22日、これまで「世界最高水準の安全品質の追求」を掲げてきた同社だが、改めてグループの安全に関する考え方・枠組みを示す「商船三井グループ 安全ビジョン」を策定したと発表した。
＜「商船三井グループ 安全ビジョン」＞
海運業の安全品質を深度化していくことに加え、非海運業を含む事業領域拡大に応じたリスク管理の強化・一体化をグループで進める。
安全ビジョンは、経営計画「BLUE ACTION 2035」にてサステナビリティ課題の一つに掲げている「Safety & Value」を支え、同社グループの価値観・行動規範である「MOL CHARTS」の「S（Safety)」を強化するもの。安全ビジョンの策定をもって、同社グループが特定する5つのサステナビリティ課題に対応する全てのビジョンが揃った。
安全は当社グループの絶対的な使命であり、社会インフラ企業として事業領域を拡大し、新たな挑戦を行う上での根幹となる。安全ビジョンのもと安定的なサービスの提供を通じて、責任ある社会インフラ企業として信頼され続けることを目指す。
＜安全ビジョンの枠組みと全体像＞
安全ビジョンは、安全目標・あるべき姿を示す屋根部分と、アクション（安全施策・安全基盤）を示す柱・基礎部分で構成される。「Leading in Safety」をキャッチフレーズとし、同社グループの各社がそれぞれの事業分野において業界の安全水準をけん引していくという思いを込めている。
