井本商運は1月19日、昨年9月1日に進水した200TEU 型「まや」の竣工引渡しを受け、西日本航路に就航させたと発表した。
＜博多港での様子＞
＜満船の200TEU 型「まや」＞
この船は2022年7月に徳山下松港で横転沈没した初代「まや」（228TEU 積/2008 年建造）のリプレイス船として建造され、その名を受継ぎ2代目「まや」と命名された。
積載能力（245TEU）は初代「まや」（228TEU）を上回るとともに、荷役効率の向上およびＡ重油専焼船とするなど乗組員の労務負荷軽減・生活環境の改善を図っている。さらに機関モニタリングシステム「HANASYS5」を搭載することで、陸上からの運航支援を行うことが可能であるなど、機器故障リスクの低減を図る。また、神戸港カーボンニュートラルポート（CNP）形成計画の一環として、陸上電源受電設備を搭載している。
今後も同社は国際フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コンテナ戦略港湾及び我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していくとしている。
■主要目
全長：96.81m
全幅：14.0m
総トン数：749 トン
載貨重量：1726 トン
コンテナ積載数：245TEU
冷凍コンテナ：42 本
