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SGHD/4~12月の売上・営業利益ともに2桁減、通期予想修正

2024年01月26日/決算

SGホールディングスが1月26日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高9952億3100万円(前年同期比10.8%減)、営業利益716億7400万円(32.8%減)、経常利益738億2100万円(33.0%減)、親会社に帰属する四半期純利益483億4800万円(55.2%減)となった。

デリバリー事業の売上高は7844億3400万円(2.2%減)、営業利益は661億1100
万円(18.1%減)だった。

取り扱い個数は、物価調整後の家計消費支出の弱まり等の影響を受けてBtoB、BtoCともに減少。平均単価は、小型荷物の割合の上昇等による下押し要因があったが、2023年4月からの届出運賃の改定や、取引ごとの適正運賃収受の取組みの効果によって上昇した。また、TMS(Transportation Management System、付加価値輸送サービス)では、前年度に受託した感染症関連案件が剥落した影響等で売上高が減少した。

ロジスティクス事業の売上高は1634億6700万円(39.2%減)、営業損失は27億1400万円(前年同期は179億4800万円の利益)となった。海上・航空貨物の取扱量は、景気後退懸念等により減少。運賃は一部で上昇も見られるものの、全体としては底這い状況が継続している。

通期の業績予想は、第3四半期連結会計期間のデリバリー事業の業績が想定を下回ったことを踏まえ、売上高を前回発表から400億円減の1兆3000億円(前年同期比9.4%減)、営業利益を30億円減の885億円(34.6%減)、経常利益を30億円減の895億円(35.1%減)、親会社に帰属する当期純利益を15億円減の600億円(52.6%減)に修正した。

デリバリー事業の取扱個数の通期予想は従来の14億個(前期比99%)から13億6000万個(同96%)に引き下げている。

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