TOPPANデジタルと中国先進ロボティクスのインテグレーター事業を展開する Chinoh.Ai(チノーエイアイ)は2月1日、業務提携契約を1月31日に締結したと発表した。
両社は、物流DXソリューションの共同提供スキームを構築するとともに、双方のリソースを掛け合わせたロボティクス・ソリューションを共同開発し、工場・倉庫内業務のさらなるDX推進と、物流業界のイノベーション実現を目指す。
Chinoh.Aiは、中国の最新ロボティクス・ソリューションを統合・カスタマイズし、日本の製造業や物流業向けに物流ロボティクスを提供している。
TOPPANグループはRFIDによるトレーサビリティシステムや物流データ可視化などのソリューション拡充のほか、センシングやAI、ロボット技術の研究にも取り組んでおり、倉庫から配送まで幅広いサービス展開と物流DX事業を推進している。
物流ロボティクス分野では、複数ロボットの一元管理や行動最適化に関する研究・開発を推進しているが、市場の急速な拡大を見据え、ロボティクスのインテグレーション・導入・保守のノウハウを持つChinoh.Aiと提携し、物流DX事業のロボティクス・ソリューションを強化する。
今後、Chinoh.AIがノウハウを持つRGVとAGVによる複合ロボティクス倉庫と、TOPPANグループのRFIDやデジタルピッキングなどを連携し、工場・倉庫内の搬送と各工程の管理を組み合わせたロボティクス・ソリューションの開発を推進し、2024年後半の提供開始を目指す。
TOPPAN/シンガポールに半導体基板工場、2026年末稼働