日新は2月1日、貨物輸送のCO2排出量を算出するツール「CO2 Emissions Meter」を、同社ホームページ上に公開したと発表した。
同ツールは貨物の重量と発着地を入力するだけで、輸送時に生じるCO2排出量を確認できるもの。国内・国際輸送において、海上、航空、トラック、鉄道の輸送モードに対応している。
同社が提供する海上・航空輸送サービスのルートが予め登録されている「ルートパターン」機能を利用すると、実際の輸送ルートに則したCO2 排出量が試算できることが特徴。同一の仕向地に複数の輸送ルートがある場合には、CO2排出量を比較することも可能だ。
同ツールは、顧客の脱炭素経営を促進する端緒としての役割を担っており、輸送におけるCO2排出量の可視化と排出量削減の取組み提案の両輪で最適なサプライチェーンの構築と社会課題の解決を図る。
今後は物流費の見積りとあわせて、CO2排出量を参照できるサービスや、梱包資材を反復利用することによるCO2排出量削減見込みなど、デジタルフォワーディングサービス「Forward ONE」や、リターナブル容器管理サービス「Haco Lab.」との連携を推進していく。
■CO2 Emissions Meter
https://co2emi.nissin-tw.com/