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トヨタホーム、ミサワホーム、住友商事/横浜に物流施設共同開発

2024年02月19日/物流施設

プライム ライフ テクノロジーズグループ(PLTグループ)のトヨタホームおよびミサワホームと、住友商事は、横浜内陸部で最大となる消費地近接型物流施設「(仮称)SOSiLA 横浜港北 II」を共同開発すると発表した。

<(仮称)SOSiLA 横浜港北 IIの完成予想図>
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2024年10月の新築着工、2026年春~夏頃の竣工を予定している。

「(仮称)SOSiLA 横浜港北Ⅱ」は、地上4階建て、延床面積約11.2万m2のマルチテナント型物流施設。首都高速横浜北線「馬場 IC」から車で約12分、第三京浜「港北 IC」から車で約15分と、最寄ICへのアクセスおよび都心部へのアクセスに優れており、周辺5 キロメートル圏の人口100万人に対するラストワンマイル配送が可能で、従業員の確保においても優れた好立地となっている。

物件の特徴として、W ランプ型を採用しスムーズなトラック動線を実現するほか、最小賃貸面積を約1700坪とし、小割対応も可能とすることで幅広いニーズに対応している。敷地内には、希少性の高い危険物倉庫の併設を予定しているほか、近年需要が高まっている冷凍冷蔵倉庫の導入も可能となる見込み。

また、従業員休憩用のラウンジ設置など、就労環境の改善にも取り組んでいる。さらに、倉庫の中央部分を車路およびバースとすることで庫内作業音およびトラックの音漏れを軽減、敷地内にはコミュニティパークを設置するなど、庫内従業員の就労環境および周辺住民の生活環境に配慮した施設となっている。

PLTグループは、これまでもグループ関連企業のCRE(企業不動産)を活用した住宅開発を中心とするまちづくり事業を推進してきたが、新たな取り組みとして、物流施設をはじめとする非住宅分野(オフィスビル・商業施設・複合施設など)の開発事業にも注力していく。この案件は、トヨタホームとミサワホームが連携する初めての大型物流施設開発事業となる。今後も、グループのCREを活用し、立地や規模に加え、地域特性や歴史的経緯なども鑑みながら、最適な企画・開発を行っていくとしている。

PLTグループは、トヨタ自動車およびパナソニック ホールディングスが共同出資し 2020 年に設立した持株会社のプライム ライフ テクノロジーズと、その傘下のトヨタホーム、ミサワホーム、パナソニックホームズ、パナソニック建設エンジニアリング、松村組の5社とともに構成される企業グループ。

住友商事は、オフィスビル・商業施設・分譲マンションと並び、物流不動産を不動産事業の「第4 の柱」として位置付け、計25物件(首都圏に17物件、地方圏に8物件)、総供給面積約 45万坪の物流施設を展開し、資産規模は約4000億円を保有している。なかでも「(仮称)SOSiLA 横浜港北 II」は、SOSiLAシリーズとしても最大規模の物件となる。今後も、首都圏・関西圏のみならず、岡山県などの地方圏にも進出し、市場ニーズを捉えたさらなる物件開発を推進していくとしている。

■概要
名称:「(仮称)SOSiLA 横浜港北Ⅱ横浜市港北区物流施設計画」の物件概要
住所:横浜市港北区師岡町 731-12 他
交通:東急東横線綱島駅 バス約10分/大倉山駅 バス約10分
アクセス:首都高速「馬場 IC」(4㎞、車で約12分)/第三京浜「港北 IC」(7㎞、車で約15分)
延床面積:11万1600m2(約3万3759坪)(予定)
着工・竣工年月:2024年10月1日 新築着工(予定)、2026年春~夏頃竣工(予定)

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