アサヒロジスティクスは2月19日、埼玉県比企郡嵐山町の物流施設「花見台共配センター」の建て替え工事を開始するにあたり、同月14日に地鎮祭を行ったと発表した。
＜完成イメージ＞
同工事は、建物の老朽化対策や機能の強化を目的としたもので、既存敷地内でのスクラップアンドビルドによって実施。建て替え後の施設は、地上4階建て延床面積約1万2000m2となる計画で、2025年3月の竣工を予定している。
花見台共配センターは、1995年6月に大手スーパーマーケット向けの物流センターとして開設。当時は「花見台TCセンター」「花見台CFセンター」としていたが、その後に共同配送を中心としたインフラの強化を図るため2010年4月に名称を「花見台共配センター」に変更し、現在では外食チェーン向けの商品の在庫保管、仕分け、配送業務を中心に行っている。
建て替え後の施設では、作業負荷を軽減し、従業員がより働きやすい環境を整備するとともに、在庫スペースの確保や自動倉庫等の導入によるシステム化の推進により、顧客にとってもより使いやすく、効率的な物流を提供できる施設とする。
また、同社の共配ネットワークの一部として、関東への配送拠点の役割に加えて、信越方面への幹線便の玄関口として、より幅広い顧客のニーズに対応が可能な環境を整える。
同社では、花見台共配センターの建て替え工事をモデル事業として、今後も継続的に施設のスクラップアンドビルドを進めていく考え。
■アサヒロジスティクス 花見台共配センター概要（建て替え後）
所在地：埼玉県比企郡嵐山町花見台7-1
敷地面積：1万1849.44m2
構造：鉄骨造 4階建て
延床面積：1万2053.36m2
取扱温度帯：常温、冷蔵、冷凍、超冷凍
設備：自動倉庫（冷凍）、事務室、休憩室、会議室、企業内保育園ほか
着工：2024年2月
竣工：2025年3月（予定）
開設：2025年4月（予定）
