関電不動産開発は9月9日、住友商事、SMFLみらいパートナーズとともに、 関電アセットマネジメントが立ち上げた京都向島開発特定目的会社への共同出資を通じて、京都市伏見区向島で物流施設「(仮称)KRD-Logistics 京都向島」の開発に着手したと発表した。
関電不動産開発による物流ブランド「KRD-Logistics」として京都府での第1号案件で、2027年夏の竣工を予定している。
地上4階建て・延床面積約5万2000m2のマルチテナント型物流施設で、1階と2階にバースを備えており、2階バースにはスロープで直接アクセスすることが可能。
国道1号や第二京阪道路に近接し、京滋バイパスの久御山インターチェンジ(IC)から約1.8km、第二京阪道路巨椋池ICから約0.8kmと、京都・大阪市街地へのアクセスに優れるだけでなく、東日本・中部・西日本向けの広域配送拠点としても利便性が高い。
当該地を含む一帯が地域未来投資促進法に基づく第2期京都府京都市地域未来投資促進基本計画の重点促進区域に指定されており、開発は同法を活用した事業として地域経済の活性化と雇用創出を図る。
施設内にはカフェラウンジを備えるなど施設で働く人の職場環境に配慮するとともに、環境対策としてBELS評価の最高ランクである「6つ星」や「ZEB Ready」の認証取得を目指すほか、屋根上に太陽光発電設備(約1400kW)を設置予定。
■施設物件概要
施設名:(仮称)KRD-Logistics京都向島
所在地:京都府京都市伏見区向島上五反田4番ほか
敷地面積:約2万4000m2
延床面積:約5万2000m2
構造規模:鉄骨造地上4階
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
造成工事施工者:日本国土開発
造成工事着手:2025年5月
新築工事設計者:日本国土開発
新築工事施工者:未定
新築工事着工:2025年12月(予定)
竣工:2027年夏(予定)
関電不動産開発/石川県内灘町で2.7万m2のマルチテナント型施設を着工