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JVCケンウッド/反射型液晶デバイスの生産拠点を新潟県に移転

2024年03月15日/生産

JVCケンウッドは3月15日、反射型液晶デバイス(LCOS)の生産拠点を2024年4月より、久里浜工場(神奈川県横須賀市)から、JSファンダリの新潟工場(新潟県小千谷市)に移転すると発表した。

<JSファンダリ 新潟工場>
20240315jvckenwood - JVCケンウッド/反射型液晶デバイスの生産拠点を新潟県に移転

久里浜事業所内の工場の稼働は2024年3月末日をもって終了し、同年4月1日以降はJSファンダリの新潟工場内の生産施設(クリーンルーム)の一部を賃借して、LCOSを生産する。同社の生産施設は、LCOSの生産仕様や規格にも適しており、今後も高い精度と、より安定した品質の確保、ならびに生産量への柔軟な対応を図っていく。

JSファンダリのクリーンルームは、8K映像表示やネイティブ4Kなどの高精細を誇る同社LCOSの生産仕様や規格に適しており、より高い精度と安定した品質を確保しつつ、生産量への柔軟な対応を実現し、将来的には生産能力のさらなる強化と高度なものづくりを目指す。なお、2024年4月より移転先で生産の立ち上げを行い、同年内にも量産開始を予定している。

LCOSは昨今、プロジェクター用映像デバイスだけでなく、光通信用デバイスとして社会実装が着実に進んでおり、特にポスト5Gネットワークで発生する膨大な通信トラフィックに対応するための高性能化と、将来的に拡大が予想される需要への対応が求められている。こうした背景を踏まえて、同社は、今回の生産拠点の移転により、LCOSのラインアップ強化と生産量への柔軟な対応を図るとともに、より高度なものづくりの実現により、革新的な次世代映像技術、および通信技術を提供することで社会のニーズに応えていくとしている。

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