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佐川急便ほか/都内初、レベル3.5飛行でドローン配送を実施

2024年03月29日/3PL・物流企業

佐川急便、イームズロボティクス、日本気象協会、サンドラッグは3月29日、山間地域の利便性向上に向けたドローンレベル3.5飛行による宅配便配送の実証実験を東京都青梅市で行ったと発表した。

2022年7月28日に東京都が実施する「ドローン物流サービス社会実装促進事業」における支援対象プロジェクの選定を受け、4者で協議を重ね進めてきたプロジェクト。これまで2回の実証を終え、今回は昨年12月に国土交通省が制度化したドローンレベル3.5飛行による宅配便配送を実施した。

<LAB6150(イームズロボティクス社製)>
0329sagawa - 佐川急便ほか/都内初、レベル3.5飛行でドローン配送を実施

使用したドローン機体は、イームズロボティクス社製の「LAB6150」。青梅町の山間地域で1.8㎞と2.5㎞の2つのルートを飛行し、宅配便配送のほか、災害による救援物資輸送の実証も併せて行った。

実際にドローンから荷物を受け取って頂いた地域住民向けに実施したアンケートでは、96%の人が、ドローン配送を今後も利用したいと回答。

また、ドローンレベル3.5での飛行となるため、道路横断時の補助者や看板といった立入管理措置を機上カメラで代替できるなど、事業化に向けての課題であった人件費を大きく削減することができたという。

ドローンレベル3.5は、デジタル技術を活用することにより、これまで必要とされていた補助者や看板の配置による立入管理措置を撤廃し、ドローンの操縦ライセンスの保有及び保険への加入により道路や鉄道等の横断を伴う飛行を容易とするもの。

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