大和物流は4月3日、東京都内の大型商業施設「上野マルイ」で、入居するテナント企業向けの施設内ラストワンマイルを担う館内物流サービスの提供を、同月1日から開始したと発表した。
「上野マルイ」は、地下2階・地上9階、売り場面積1万6390m2の広さを誇る大型商業施設。衣服類や雑貨、飲食店などバラエティに富んだ全101店舗が出店し、期間限定のショップやイベントも随時開催している。
これまでは、丸井グループの物流会社であるムービングが館内物流業務を担っていたが、大和物流の館内物流の運営ノウハウを活用することで運営の効率化を図ることを目的に受託が決定した。
受託にあたっては、ムービング社が開発した施設内館内物流システム(特許取得済み)を導入し、大和物流の運営方法に適した仕様へカスタマイズすることで館内物流作業の効率化を図る。また、社内システムも連携することで、バックオフィス業務の効率化やデータを活用した業務改善の実現にもつなげていく。今後、同システムを大和物流が運営する既存の館内物流業務へ展開することで、さらなる作業効率化とサービス品質の標準化を推進していく方針だ。
大和物流はこれまで、大和ハウスグループの商業施設「イーアス」や「アルパーク」などの5施設において館内物流を運営している。大和ハウスグループの商業施設以外の館内物流を運営するのは初めての取組みとなる。
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