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SBSフレイトサービス/心肺停止社員救う、海老名市消防本部表彰

2024年04月04日/3PL・物流企業

SBSフレイトサービスは4月4日、従業員が行った救命救護活動に対して、3月15日、神奈川県海老名市消防本部より表彰を受けたと発表した。

<前列左から、大坂幸次氏、湘南支店長の新井一貴氏、加地大輔氏(森野芳一氏は業務の都合上、欠席) 右の写真が感謝状>
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これは、昨年11月、神奈川県海老名市の同社湘南支店厚木倉庫において、事務作業中の男性社員が突然倒れ、心肺停止状態になった。その場にいた同僚の加地氏、大坂氏、森野氏が倒れた男性社員に対し、心臓マッサージ、AEDによる電気ショック、人工呼吸を繰り返し、救急隊員が到着するまでの間、救護活動を行った。

倒れた従業員は長時間の心肺停止で、救急搬送後も昏睡状態が続いたが、数週間後に意識が回復。現在は後遺症も無く快復し、復帰に向けてリハビリを行っていることを受け、当社員による迅速な通報および現場での適切な措置が人命救助に貢献したと、海老名市消防本部より感謝状を受けたもの。

当時を振り返り、加地氏や大坂氏は「救急搬送時も心肺停止状態だったため、助かるとは思えず、正直ダメだと思っていた」と。たいへん危険な状態だったと語る一方で、決して諦めずに救命活動を継続。森野は「『心臓動いて、呼吸、意識もどって』と思って行動しました」と話した。大野消防長からは「長時間の心肺停止だったため、日常生活に戻れるまで回復するのは極めて稀な事例。AEDを活用し人命を救護した従業員の連携は他の模範である」とお褒めの言葉。

同社では全事業所にAEDを設置し、年に1度、使用訓練を実施している。またAEDの設置を示す看板を事業所前に掲げることで、地域の人々と共に救護活動を行える体制を整えている。今後も緊急時に的確、迅速に対応できるよう救命訓練を継続していくとしている。

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