三井不動産は4月1日、神奈川県海老名市に「三井不動産インダストリアルパーク海老名&forest」(MFIP海老名&forest)を着工した。
竣工は2026年6月末を予定している。
「MFIP 海老名&forest」は、約半分のスペースをマルチ型物流倉庫、もう半分をオフィス・研究施設・ラボ等として構成する複合業務施設。テナント企業の用途に応じて利用可能で、社会のイノベーション・付加価値創出の場を目指している。
海老名市役所前のブロックに位置し、圏央道「海老名IC」から約2.8km、東名高速道路「綾瀬スマートIC」から約3.7kmと近く、神奈川県だけでなく関東近郊を結ぶ広域物流拠点として適した立地だ。
施設は、複数テナント型の物流用途を含む施設として国内で初めて国産材を建物構造の一部に採用し、三井不動産グループの新たな木造建築ブランドの名称「&forest」を施設名称に冠している。
メインエントランスは、木と植物の風合いなどを感じられる有機的な空間としており、壁面にはかつて田圃だった土地のイメージから稲穂を表現したアートを設置している。
3階ラウンジには、同社保有林の木材を内装・仕上げ材の一部に使用し、木質感あふれる空間を創出。物流用途施設に求められる耐火性能を確保しながら、1階~4階まで木質あふれる空間とすることで、ワーカーや訪れる人に安らぎと癒しを提供するとしている。
■施設概要
名称:三井不動産インダストリアルパーク海老名&forest」(MFIP海老名&forest)
所在:神奈川県海老名市中央5-2
敷地面積:約1万9822m2(約5996坪)
延床面積:約4万219m2(約1万2166坪)
規模・構造:地上4階建て・鉄骨造一部木造
用途:事務所、倉庫
設計・施工:日鉄エンジニアリング
着工:2025年4月1日
竣工:2026年6月末(予定)
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