LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





三井不動産/「MFIP 海老名」に新日本空調が新技術開発拠点を設ける

2024年08月30日/物流施設

三井不動産は8月30日、物流用途に加えオフィス・研究施設等で構成される新産業創造拠点「三井不動産インダストリアルパーク海老名(MFIP海老名)」の開発を進めると発表した。

<「MFIP 海老名」完成予想イメージ>
20240830mfip1 - 三井不動産/「MFIP 海老名」に新日本空調が新技術開発拠点を設ける

「MFIP 海老名」は、新産業創造拠点として、社会のイノベーション・付加価値の創出の場となることを目指す。8月28日に開発許可を取得、着工は2025年4月、竣工は2026年6月を予定している。

「MFIP 海老名」には、新日本空調が、設備業界初の大規模テナント型の研究施設として、4階1フロア(約 9000m2)に入居する。先進的な技術開発の更なる推進を目指し、新たな技術開発拠点 『SNK EBINA Innovation X HIVE』として 2027 年度初頭に開設を予定している。

新日本空調は、今般、施設の拡大、所有不動産資産の効率化、優秀な研究人材の確保、本社との連携強化、そして誰もが集いやすい地理的アドバンテージを確保することを目的として、長野県茅野市の技術開発研究所、および微粒子可視化技術の開発グループであるソリューション事業部を「MFIP 海老名」へ移転し、2027年度初頭に開設を予定。

新技術開発拠点の名称は『SNK EBINA Innovation X HIVE(エスエヌケイ・エビナ・イノベーション・クロス・ハイヴ)』。イノベーションを起こす多様なメンバーが融合(X)し、にぎやかに集いながら技術開発を行う場所(HIVE)というイメージから名付けられた。

なお、「MFIP 海老名」は、海老名市役所周辺地区に位置し、小田急線および相鉄線「海老名駅」から徒歩9分、JR相模線「海老名駅」から徒歩11分と、通勤利便性に優れた人材確保にも有利な立地。さらに、圏央道「海老名IC」から約2.8km、東名高速道路へのアクセスも良好で物流拠点の集積地に位置する。

三井不動産は、これまで、物流施設の旗艦ブランド「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)」のほかに、物流用途のみならずオフィス・データセンター等の複合用途施設として「三井不動産インダストリアルパーク(MFIP)」を展開してきた。「MFIP 海老名」は、オフィスや職業訓練施設も入居する「MFIP 羽田」(2019 年竣工)に次ぐ、複合用途のMFIP となる。

「MFIP 海老名」は、物流用途に加え約半分がオフィス・研究施設等のマルチユーススペースで構成され、新産業創造拠点となることを目指す。全フロアにおいて給排水設備を備え、積載荷重 1.5t/m2・天井高 5.5m 以上(4階のみ7.5m)、72時間対応の非常用発電機も備えてい.る。1フロアは約9000m2、マルチユーススペースでは約1000m2の小割区画に対応し、空調・換気設備やフォークリフトも乗り入れ可能な環境を整え、テナント企業の幅広いニーズに対応するとしている。

<位置図広域図>
20240830mfip2 - 三井不動産/「MFIP 海老名」に新日本空調が新技術開発拠点を設ける

<位置図狭域図>
20240830mfip3 - 三井不動産/「MFIP 海老名」に新日本空調が新技術開発拠点を設ける

■概要
名称:MFIP 海老名
所在地:神奈川県海老名市中央 2-46-1 他
アクセス:圏央道「海老名 IC」 約2.8km
     小田急線・相鉄線「海老名」駅より徒歩9分
     JR相模線「海老名」駅より徒歩11分
敷地面積:約1万9825m2(約5997坪)
延床面積:約4万604m2(約1万2282坪)
規模:地上4階建て
用途:事務所および倉庫
着工:2025年4月(予定)
竣工:2026年6月(予定)

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース