鴻池運輸は4月26日、長野県安曇野市でサントリー天然水の専用保管・配送拠点「安曇野営業所 第2倉庫」の竣工式を同月23日に実施したと発表した。
新倉庫は、サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場(長野県大町市)での2ライン目の稼働に伴い、既存の第1倉庫の隣接地に増設した。
特徴として、2階部分にレーザー誘導方式無人フォークリフト(AGF)6台を導入し、製品の入出庫・保管作業を自動化しており、ワンフロア全体を無人運用することで、物流現場の慢性的労働力不足に対応する。
フロア全体の無人化は、鴻池運輸の倉庫では今回が初めて。
そのほか、新倉庫では太陽光発電による電力を活用し、環境負荷の低減にも寄与する。
竣工式では、鴻池 忠彦 会長兼社長が挨拶し、「フロア全体の無人化は、鴻池運輸の倉庫では初の試み。2024年問題の労働時間規制もある中、物流現場の労働力不足に対する課題解決策の一つの手法となり、さらに安全性・生産性の向上などにも寄与する」とコメントした。
■「安曇野営業所 第2倉庫」概要
所在地:長野県安曇野市穂高牧1110
構造・階数:鉄骨造・2階建て
延床面積:1万1000m2
竣工:3月28日
稼働開始:4月23日