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ハクオウロボ/自動フォークリフト製品化へ日本ロジテムと実証実験

2024年05月20日/IT・機器

ハクオウロボティクスは5月20日、日本ロジテム稲沢営業所で、自動フォークリフト「AutoFork」の実証実験を行ったと発表した。

<実証実験の様子(実験日:2024年3月25〜29日)>
0520hakuou1 - ハクオウロボ/自動フォークリフト製品化へ日本ロジテムと実証実験

実験では「AutoFork」が複数種類のパレットを一括で自動認識後、ストレッチフィルム包装機へ搬送し、さらに倉庫内の110m先の仮置き場へ自動搬送できることを確認した。

<実証実験 概略図>
0520hakuou2 - ハクオウロボ/自動フォークリフト製品化へ日本ロジテムと実証実験

この結果、他の自動機器との連携につながる技術として、ストレッチフィルム包装機へのパレット配置と取り出し作業を実現。ストレッチフィルム包装機のパレット置き場は、奥行きのある構造で、フォークリフトがパレットを積み降ろすためには、「二段置き」と「二段取り」の動作が必要となる。この動作を「AutoFork」で行うことが可能となった。

また、「パレット認識技術」を搭載したことで、異なる種類のプラスチック製パレットを自動で一括認識・搬送する機能の実験を行い、実用性を確認。同機能により「AutoFork」は多様な荷物を扱う物流現場に適応可能となり、より幅広い用途での利用が見込まれる。

両社は今後、「AutoFork」の性能向上と現場導入へ向けた取り組みをさらに強化する予定。ハクオウロボティクスは自動フォークリフト「AutoFork」の製品版を2024年秋に発表する予定だ。

実証実験の様子は、ハクオウロボティクスのYouTubeチャンネルで見ることができる。

■実証実験(パレット認識、ストレッチフィルム包装機へ搬送)

■実証実験(パレット認識、110m搬送)

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