Logpose Technologies（ログポース）は5月20日、AIを使った配車・配送計画に関する新技術を発表した。
この技術は、過去の運転データと高度なAI分析を組み合わせて、即座に効率的な配車・配送計画を作成するもの。ベテラン配車係のノウハウをAIが学習し、その知識を用いて最適なルート選定と配送スケジュールを自動で提案する。これにより配送の効率化はもちろん、緊急時の対応計画の迅速化も実現する。
＜利用イメージ＞
同社のスマホアプリ（LOG for Driver）を使用し1週間程度配送を行うと、べテラン配車係・ドライバーのスキルをAIが学習し、同様の計画を立てられるようになる。アプリを起動して走行するたけで配車の再現性が可能となり、導入時間を大幅に削減できるのがポイントだ。
また、特殊な軒先案件など、従来は人手を必要としてた部分の自動化も行える。過去の配送データから納品先の条件等をAIに組みこむことで、マスタ調整なしでベテラン配車係と同様の計画を立てられる。さらに配送順を学習し表示することで、従来はドライバーが配送順を決めてからピッキングしていたところを、配送計画作成後、すぐにピッキング作業に移ることができ、業務効率が向上する。しかも学習を続けることで、配送計画の精度は日々進化し続けるという。
なお同技術は、動態管理を提供しているサービスとの連携が可能（一部開発中）。今後さまざまなサービスと連携し、顧客への提供価値を最大化していく考えだ。
