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商船三井/ドライバルク運航船7隻にウインドチャレンジャー搭載

2024年05月27日/IT・機器

商船三井とグループ会社の商船三井ドライバルクは5月27日、商船三井ドライバルクが運航する新造ばら積み船および多目的船 計7隻へウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)を含む風力推進補助装置を搭載する方針を発表した。

ウインドチャレンジャーは商船三井と大島造船所が中心となり開発した、伸縮可能な帆によって風力エネルギーを船の推進力に変換する装置。既に竣工した搭載船「松風丸」では、1日最大17%の燃料節減とGHG削減効果が確認されている。

<ウインドチャレンジャー搭載1隻目「松風丸」(2022年10月竣工済)>
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今回 搭載を決めたドライバルク運航船7隻のうち、新造ばら積み船6隻にウインドチャレンジャーを1本ずつ搭載する方針で、このうち3隻については大島造船所と建造契約を締結。残りの3隻についても建造契約締結に向けた準備を行っている。

<大島造船所内で建造中のウインドチャレンジャー>
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加えて、商船三井ドライバルクが定期用船を予定している2025年竣工予定の新造多目的船1隻に対しては、オランダ製の風力推進補助装置「ヴェントフォイル」を2本を搭載することを決定した。

<「ヴェントフォイル」のイメージ図>
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これより商船三井グループでは、ウインドチャレンジャー搭載船を9隻、合計で風力推進補助装置搭載船を11隻を保有することとなる。

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