沖縄ヤマト運輸は8月28日、石垣島の特産品等の販路拡大に向け、沖縄県島しょ地域の効果的な物流体制を構築するため、石垣市と連携協定を締結した。
輸送コストの適正化や冷凍・冷蔵輸送の強化、物流施設の有効活用などほか、市内企業・事業者の活性化や、税関空港活性化、販路開拓業務の推進に関して互いに協力する。
石垣島は、さとうきびやパイナップル、石垣牛などの特産品があり、マグロ漁や沿岸漁業ほか、マリンスポーツを中心とした観光業も盛んで、石垣港・⽯垣空港は観光ビジネス、⽣活物流拠点として中心的な役割を担っている。
石垣市と沖縄ヤマトは2023年から、新たな保税蔵置場を活用した農畜産物の輸出の実証実験を行うなど協力してきた。
協定締結は、これまでの協力関係をより強化するもの。航空輸送・海上輸送を効果的に連携させた物流体制構築を協働で行うことで、八重山圏域の特産品の販路を拡大し地域活性化を目指す。