パナソニックカーエレクトロニクスは9月26日、「人に優しい豊かな地域社会を目指して」を理念として掲げている、いるま野農業協同組合(JAいるま野)に、効率的な配送ルートをAIが自動で作成する「配車計画自動作成システム DRIVEBOSS」を納入したと発表した。
「配車計画自動作成システム DRIVEBOSS」は、AI技術を活用し、配送車両や配送先ごとの様々な条件を考慮した効率的な配車計画を自動で作成するシステム。 このほど、JAいるま野では組合員への商品配達を効率化し、サービス品質と業務生産性の向上を目的に、配車計画自動作成システムの導入に至った。
これまで金融支店の渉外担当者が行っていた商品の配達に対し、配送効率向上の観点で配送拠点の集約を検討していたが、拠点あたりの配送エリアが広がるため、配達件数増加への対応や配送ルートの作成、配達状況の把握方法について課題が挙がっていた。
そこで、システムの導入により、土地勘がなくても効率的な配送ルートの作成ができることと、配送員の動態管理も可能となることから、配送拠点の集約と専任配送担当者の設置ができ、業務の効率化・省人化に踏み切ることができた。
「DRIVEBOSS」採用のポイントは、まず配車計画の自動作成。複数の条件を考慮した配送計画をAIが自動で作成。土地勘や経験がなくても配送計画が作成できる。また、スマホアプリでの動態管理機能がある。ドライバーの現在位置や、配送の進捗を管理者が確認することができる。配送状況を見える化し、効率的な配送を実現する。