キャセイ（香港）の航空貨物事業、キャセイカーゴは10月1日、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港で航空貨物ターミナルを運営するノースリンク・アビエーションと長期契約を結んだと発表した。
2025年10月から空港内の航空貨物ターミナルと駐機スポットを使用する。国際航空貨物ハブとしての地位をより一層強固なものとする狙い。
＜キャセイカーゴのトム・オーウェン取締役（左）とノースリンクのショーン・ドーラン最高経営責任者＞
米国アラスカ州のテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港は、太平洋横断路線で運航するボーイング747貨物機が給油目的で着陸することもある空港。
今回の契約により、米国に輸送する貨物の通関手続きが可能な貨物ターミナルの使用権を得られ、地上けん引車を使用せずに航空機が駐機・出発できるパワースルー式ハードスタンド11基や、プッシュバック式ハードスタンド4基を使用できるようになる。
現在、キャセイカーゴは、空港当局が提供する駐機スポットを他の航空会社と共有しながら使用しているため、特に冬の悪天候による混乱が課題だった。
保証された駐機スポットを得られることで、スケジュールの安定性が強化でき、給油による寄港に強みを発揮するという。
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