商船三井は10月1日、69人の新入社員を迎え入社式を実施し、橋本剛社長が「これから一緒にがんばっていこう」と歓迎した。
橋本社長は、10月1日付で入社した海上新卒採用の22人と陸上キャリア採用の47人を前に、商船三井が取り組んでいる課題として「GHG削減をはじめとする環境対応」「世界で通用する組織づくり」「安定成長を目指す非海運事業」の3つを挙げた。
GHG削減に関しては、2050年までにグループ全体でネットゼロ・エミッションを達成することを目指し、LNG、LPGやメタノールへの燃料転換、硬翼帆式風力推進装置「ウインドチャレンジャー」の搭載も進めていることを紹介。
組織づくりとしては、今後は東南アジア、インド、アフリカ、南米を含む世界各国で事業を展開し、世界で競争力を持つ組織を構築したいという。
さらには、安定成長のため従来の海運業のみならず、海洋事業、ロジスティクス事業、不動産事業、クルーズ事業などにも注力し、ポートフォリオの変革を目指しているとした。
そのうえで橋本社長は「これらの課題を支えていくのは、一人ひとりの人財。皆さんのノウハウや知見を存分に発揮し、世界のベストプラクティスを結集することで、事業運営のレベルを向上させたい」と激励した。
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