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JICA/取扱貨物量の増加に対応、ブルンジ共和国の貿易拠点港改修

2024年10月15日/国際

国際協力機構(JICA)は10月11日、ブルンジの経済首都ブジュンブラで、無償資金協力「ブジュンブラ港改修計画」の完工式が10月9日に行われたと発表した。

<完工式、中央の白い服装がエヴァリステ・ンダイシミエ大統領>
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<大統領への説明の様子>
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アフリカ大陸のほぼ中央、タンガニーカ湖の北端に位置するブジュンブラ港は、ブルンジ最大かつ、同湖最大の港。施設の多くは1960年以前に整備され老朽化しており、近年の周辺国の急速な経済発展に伴う取扱貨物量の増加に対応できないという課題に直面していた。

協力では、コンテナターミナルや船舶修理施設の建設と、排水路の移設を行うことで、こうした課題解決を図り、東南部アフリカ地域を含めた周辺国との貿易促進、輸出入貨物にかかる輸送コストの削減、湖上輸送の安全性の向上に寄与することを目的として、2019年に着工した。

途中、新型コロナウィルス感染症蔓延の影響等により2度工事が中断されたが、90年代の国内紛争からの復興、経済発展に向けて、先方政府をはじめとする関係者の不断の努力により遂に完工まで辿り着いた。

完工式では、エヴァリステ・ンダイシミエ大統領からブルンジにおけるJICAの協力に対する感謝の言葉が述べられ、両国の連携を深めていきたい旨の発言があった。

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