マイナビが運営する「マイナビ転職」が調査した「正社員の平均初年度年収推移レポート」と「正社員求人件数・応募数推移レポート」によると、2025年1~3月平均の求人件数は前年同時期比1.3倍と大きく伸長しており、特に経験者求人件数の伸びが顕著となった。
2025年1~3月の平均初年度年収については483.9万円で、前年同時期から24.0万円増加し、調査開始(2018年)以降、最高額を更新した。
未経験者求人と経験者求人を比較すると、未経験者求人件数は前年同時期比で121.8%、経験者求人件数は175.7%となり、ともに増加したが、特に経験者求人は前年同時期より70.4ポイント増と顕著に増加している。
業種別にみると、経験者求人の割合が高い業種は「IT・通信・インターネット(62.7%)」が最多。未経験者求人では「運輸・交通・物流・倉庫(84.9%)」が最多となった。次いで「公的機関・その他(79.9%)」、「サービス・レジャー(78.6%)」と続く。
マイナビでは「前年4月に時間外労働の規制が強化された物流・運送業や、近年インバウンド需要が高まるサービス・レジャー業では、変わらず未経験者採用により間口を広げた採用活動を行っている」と推察している。
経済と貨物輸送の見通し/国内貨物輸送の総輸送量は2025年も微減傾向