商船三井は6月17日、マレーシア国営エネルギー事業会社の2社(PCCSV、MISC)と、液化CO2輸送船(LCO2船)の開発・保有する船主合弁会社(社名: Jules Nautica Sdn. Bhd.、以下「船主JV」)を設立したと発表した。
CO2の排出事業者と貯留事業者との戦略的なパートナーシップを通じて、環境問題の解決などの多様なニーズに対応するため国境を越えたソリューションを提供する。
また、同社、PCCSV、MISCの3社は、タンク容積6万2000m3のLCO2船の基本設計(FEED:Front-End EngineeringDesign)を完了した。
共同開発したLCO2船は、ノルウェー船級協会(DNV)から設計内容に対する承認(GASA:General Approval for Ship Application)を取得し、業界で最も先進的な低圧低温LCO2船設計の一つとして位置づけられている。
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