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近鉄エクスプレス/オランダのスキポール空港近くで保税倉庫を本格稼働

2025年10月16日/国際

近鉄エクスプレスは、ベネルクス法人のKintetsu World Express(Benelux)(KWEベネルクス)が10月8日より、オランダのスキポール国際空港南側の倉庫で、保税倉庫オペレーションを開始したと発表した。

<搬出入ドック>
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同倉庫は、2025年4月1日より空港南側の貨物地区にて稼働開始したもの。段階的にオペレーションを進めてきており、今回の保税倉庫オペレーション開始に伴い、倉庫の本格稼働となる。

今回の本格稼働は、欧州でのハブ機能を担う戦略拠点の体制強化につながるほか、「多様な物流ソリューション提供」という成長戦略の一環にもなるとしている。

倉庫はスキポール国際空港の主要な空港上屋群から至近距離に位置し、優れたアクセスで航空貨物の取扱効率を大きく高められる立地となっている。

また従来は外部委託していたCFS業務を内製化することで、ULD(Unit Load Device)の組み立て・解体を自社で実施可能となるため、オペレーション品質や柔軟性の向上、リードタイム短縮といった効果を狙えるという。

近鉄エクスプレスは高付加価値分野の医薬品・医療機器、生鮮貨物にも注力。スキポールから約15km離れた温度管理倉庫を活用することで高品質を、業界最高水準のセキュリティ基準「TAPA-A認証」の取得予定によりセキュリティを保証し、顧客に利用しやすい環境を整備している。

同社グループは今後も「Global Top 10 Solution Partner」の実現を目指し、最適な輸送・倉庫サービスの提供を進めていくとしている。

■航空貨物ターミナルの概要
所在地:Folkstonweg 65 1118LN Schiphol-Rijk, Amsterdam, The Netherlands
賃貸人:WDP Development NL N.V.
面積:倉庫9175m2、事務所735m2
業務内容:保税航空貨物取扱、ロジスティクスサービス
倉庫稼働開始日:2025年4月1日
保税倉庫本格稼働:2025年10月8日

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