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商船三井/オランダLBC社の持分取得完了、ケミカル物流を強化

2025年07月01日/国際

商船三井は7月1日、関係当局の承認を取得し、今年6月30日にオランダのタンクターミナル会社であるLBC社の全持分取得を完了したと発表した。持分の取得価格は17億1500万米ドルとなる。

同社グループは、ケミカルロジスティクス事業を、今後成長が見込める戦略的事業領域として位置付けている。

2019年のNordic Tankers、2024年のFairfield Chemical Carriersに続き、今回のLBC社買収により、海上輸送に加え陸上保管も事業ポートフォリオに加えることで、ケミカル物流サービス体制を強化する。

<ケミカル物流のトータルロジスティクスサービス体制>
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これにより顧客の多様なニーズに柔軟に応えるとともに、経営計画「BLUE ACTION 2035」のポートフォリオ戦略で掲げている安定収益型ビジネスの柱としての成長を見込んでいる。

さらに脱炭素社会の実現に向けて、アンモニアやCO2の輸送需要の拡大が見込まれるなか、陸上貯蔵事業を同社のビジネス領域に加えることで、次世代エネルギー事業展開を加速していくとしている。

■LBC社概要
社名:LBC Tank Terminals Group Holding Netherlands Coöperatief U.A.
本社:オランダ
設立:2013年10月
事業内容:欧州及び米国における液体化学品、精製石油製品、原油等の貯蔵施設の運営。化学産業の集積地である欧州(アントワープおよびロッテルダム)と米国湾岸地域 (ヒューストン、フリーポートおよびバトンルージュ)で7ターミナルを運営し、ケミカルの取り扱いにおいてタンクターミナル業界で世界最大手の一社。

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