近鉄エクスプレスは9月24日、ドイツ・フランクフルト、オランダ・アムステルダム、ベルギー・ブリュッセルの3空港で、医薬品輸送品質基準IATA-CEIVファーマ認証を取得したと発表した。
ドイツ現地法人Kintetsu World Express（Deutschland）、ベネルクス現地法人Kintetsu World Express（Benelux）が7月に取得したもの。
＜KWEベネルクス アムステルダム支店＞
医薬品をはじめとするライフサイエンス、ヘルスケア製品の輸送には、厳格な温度管理と各国規制への適合が欠かせない。3空港は近鉄エクスプレスグループにとって、欧州における主要ゲートウェイとなる。
中でもKWEベネルクスは、欧州の医薬品物流の中核拠点として専用倉庫を運営し、定温（15～25℃）、冷蔵（2～8℃）、冷凍（-20℃）の温度管理体制と、専任チームによる規制順守を組み合わせた物流サービスを提供してきた。
今回の認証取得により、顧客のサプライチェーンをより安全・確実・効率的に支える体制を強化する。
グループではこれまで成田空港でCEIVファーマ認証を取得しており、欧州ではさらに2拠点で認証取得を進めている。また、世界10カ国12拠点でGDP認証も取得している。
フェデックス／アジア太平洋地域でヘルスケア業界向け輸送能力強化
