第2回スマート物流EXPOが、東京ビッグサイトで1月25日から27日までRX Japan主催で出店者数1420社、来場者数7万名を予定して開催中だ。
「スマート物流」とは何かの定義は様々だが、基本的にはITやAIの新技術を利用して、効率化された物流を指す。その一旦が垣間見える場所がスマート物流EXPOだ。
初日の25日は天気予報の影響もあったためか、出足は鈍かったが、26日は同時開催の「ウェアラブルEXPO」、「スマート工場EXPO」、「ロボデックス」との相乗効果もあり出足から快調で、会場内はかなりの人出で賑わった。その中で、目を引いたのが倉庫内の自動化を目指すロボットだ。アマゾンロボティクスが有名だが、ここでは注目の3メーカーのブースをのぞいてみた。
スマート物流EXPOでは会場中央に位置する場所に隣り合って「EXOTEC」と「HAI ROBOTICS」が陣取っていた。EXOTECでは平面にプラスして、垂直方向まで対応するSkyPodシステムがヨドバシカメラに導入が決まったばかりで、この2月後半からセッティング、夏ごろには稼働させる予定だという。今後、フランスで展開中の冷蔵倉庫にも国内で対応していく予定だ。
<HAI PICKロボット(HAI PICK A3)の稼働の様子>
「HAI ROBOTICS」は2021年に日本法人を立ち上げたが、今回商品展示したのは国内初披露のモデル。用途によって様々な使用ができるHAI PICKロボットと呼ぶモデル。AGVに替わり、効率的でスマートなGTPピッキングを実現し、倉庫の保管密度と作業効率を上げるとしている。
日本でもすっかりお馴染みとなったノルウェーの「オートストア」では、訪れる見学者からより現実的な導入に向けての質問が多くなったという。人の獲得が困難になることを見越しての対応を図ろうとする企業が多くなったとのことだ。同社でも、今後ノルウェーで展開中の冷蔵倉庫にも対応していく予定だという。
日本通運/NX西京極倉庫にSkypod導入、ピッキングを自動化