BIPROGYは6月5日、Excel自動化プログラム開発ツール「StiLL」を活用した、業務効率化支援サービスの提供を開始したと発表した。
StiLLは、Excelの操作性を保ちながらノーコードでExcel業務を自動化することができるアイエルアイ総合研究所のExcel自動化プログラム開発ツール。
ボタンやパラメータを使ってプログラムを開発でき、専門的な知識が無くても、既存のExcelファイルを活用した改修や、要件定義を実施した上での新規構築など、エンドユーザー自身で業務効率の改善に取り組むことができる。
BIPROGYは、これまでに培ってきた物流業界でのシステム構築や業界知識を生かして、StiLL導入に向けた要件定義や開発計画の策定などを行い、Excelと基幹システムとのデータ連携、Excelを活用した販売・在庫システム、ピッキングリスト作成などの業務効率化を支援する。
＜ミツノリによる効率化事例＞
福井市に本社を構え、倉庫業務やトラック運送、国際物流を手掛けるミツノリは、StiLLを活用してピッキングリスト作成など事務作業の効率化を実現している。
同社では、倉庫業務のピッキングリスト・請求書発行業務をExcelで行っており、ビジネス拡大に伴う商品種類増加などによって複数存在するExcelファイルをそれぞれ別々に更新する必要があったが、StiLLを活用することでExcelファイルの一元管理を実現し、マスター更新業務で40％の業務削減を実現した。
今後、BIPROGYは、物流業界を中心にあらゆるExcel業務の効率化を支援し、物流DXを推進することで物流業界の課題解決に取り組んでいくとしている。
