ハクオウロボティクスは12月3日、自動フォークリフト「AutoFork」に搭載するプレイバック機能を大幅にアップデートした。
プレイバック機能とは、作業者が実際にマニュアル運転したルートを記録することで、その情報をもとに自動搬送を行う「再現」の機能。アップデートにより、プログラミングやPC設定が不要、現場で直感的に操作できる、普段の作業をそのまま自動化できる、という強みを強化した。
具体的には、単純な往復搬送だけでなく、「1つの初期位置から複数の置き場への配送」「複数パレットの連続搬送」など、複合動作を1つのシナリオとして設定できるようになった。
また、複数のピック地点、降ろし地点を組み合わせた「多点搬送」が可能に。現場の作業順に合わせてルートをつなぐ設定をすれば、柔軟な自動搬送シナリオが作れる。
あらかじめ設定した初期位置を基準に、「ピック→搬送→降ろし→ 初期位置に復帰」を自動で繰り返すシナリオも設定可能。横持ち搬送など、ルーティン業務の効率化に効果を発揮する。
<プレイバック機能の紹介動画>
なお、ハクオウロボティクスは10月、さいたま市緑区に、自動フォークリフトの常設デモンストレーションスペース「東浦和ベース」を開設。予約制で、実機を体験することができる。
ハクオウロボティクス/さいたま市に自動フォークリフトの常設デモスペース開設

