ラサール、東急不動産/横浜市で25.8万m2の物流施設着工へ、1階は冷凍冷蔵仕様に

2025年12月22日/物流施設

ラサール不動産投資顧問と東急不動産は12月22日、特定目的会社を通じ共同で横浜市で開発するマルチテナント型物流施設「(仮称)本牧物流センター(西)」の地鎮祭を行ったと発表した。2026年1月5日に着工し、竣工は2028年2月を予定している。

<完成イメージ(施設北側)>
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施設は地上5階建て、延床面積25万8518.75m2。1階から5階まで各階に接車可能なランプウェイを2基設置し、1階には可変温度仕様(-25℃から+5℃帯まで)の冷凍冷蔵設備を実装する。敷地内には957.60m2の危険物倉庫も設置する計画だ。

<周辺地図>
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<広域地図>
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所在地としては、横浜市中区錦町に立地。人口集積地の横浜市中心部へアクセスが良く、首都高速湾岸線「本牧ふ頭IC」から約2.7kmと、東京中心部や羽田空港へのアクセスにも優れる。

工業専用地域にあるため24時間稼働できるほか、国際貿易港である本牧ふ頭・南本牧ふ頭に隣接し、コンテナターミナルとの一体的運用にも適している。

<完成イメージ(施設南側)>
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施設の特徴としては、2~5階は夏の熱中症対策のため、作業用の空調設備を竣工時から導入し、入居に伴う初期コストを抑える。最小分割面積の約770坪からワンフロア面積の約1万3000坪まで、様々なニーズに対応できるようにする。

また、1~4階はプラットフォームの高さが1.0mの高床倉庫とし、5階はトラックバースと倉庫をフラットに利用できる低床倉庫とする。

防災面では、制振構造を採用し、地震による揺れを大幅に低減する。洪水・高潮リスクに備え、基礎の高い位置に電気・水道のインフラ設備の置き場を設け、浸水対策も施す。72時間稼働可能な非常用発電機を設置することで、災害時でも事業継続できるようにする。

環境面では、自然冷媒の冷凍冷蔵設備や省エネルギー型LED照明を採用。CASBEE「Sランク」、BELS「ZEB Ready」の取得を見込んでいる。

■施設概要
施設名:(仮称)本牧物流センター(西)
所在地:神奈川県横浜市中区錦町38-8
敷地面積:11万3545.33m2(約3万4347坪)
延床面積:<本体建物>25万8518.75m2 (約7万8201坪)、<危険物倉庫> 957.60m2(約289坪)
構造:<本体建物>鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上5階建て、制震構造、<危険物倉庫>鉄骨造、地上1階建て
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2026年1月5日(予定)
竣工:2028年2月29日(予定)
設計監理監修:日立建設設計
設計施工:東急・京成 建設共同企業体
施主:横浜本牧2プロパティー特定目的会社

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