三菱HCキャピタルと、独自開発のリニアモーターを使用した立体ロボット倉庫システム「CUEBUS(キューバス)」を提供するCuebusは12月26日、資本業務提携契約を締結したと発表した。
「CUEBUS」のサブスクリプション型サービスを構築・提供し、物流拠点の自動化、効率化を目指す。
「CUEBUS」は世界初のリニアモーター駆動による都市型立体ロボット倉庫システムで、通路を必要としない高密度な収納設計により、天井付近まで効率的に保管ができる。
全棚が同時稼働することで迅速なピッキングができる点や、設置や移設が容易な点も特長とする。
提携に基づき両社は、物流拠点に「CUEBUS」を導入しやすい環境をつくる。
具体的には、課題の整理から導入計画策定まで、企画構想を顧客と伴走しながら進めるとともに、導入後の運用サポートも包括したサブスクリプション型サービスの構築・提供を目指し協働する。
ロボット活用への期待が高まる一方、設備投資に慎重な企業も多く、初期負担を抑えつつ柔軟に導入可能なサブスクへの関心が高まっていることが背景にあるという。
三菱HCキャピタルは、ロボティクス分野における新事業の開発・推進を加速しようと、2024年4月、「ロボティクス事業開発部」を設置。労働力不足の解決に向け、先端技術を持つパートナーとの連携に取り組んでいる。
提携は、スタートアップ企業とのープンイノベーションを通じた新サービスの創出、新事業の開発促進を目的に運用する「イノベーション投資ファンド」を活用した。
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