九州西濃運輸は3月17日、宮崎県延岡市にある延岡営業所をJPロジスティクスと共同利用し、配達エリアを分担する取り組みを始めたと発表した。
JPロジスティクスが日向支店を九州西濃運輸延岡営業所内に移転し、名称も延岡支店に変更した形。九州西濃運輸としては、同業他社との拠点の共同利用は初めてという。
物流業界の生産性向上と持続可能なインフラ維持を目指し、連携する。
<JPロジスティクス日向支店が入居した九州西濃運輸延岡営業所>
今回の協業により、九州西濃運輸延岡営業所とJPロジスティクス日向支店がそれぞれ担当していた延岡市と日向市の配送を、九州西濃運輸延岡営業所が延岡市宛て、JPロジスティクス日向支店が日向市宛て、とエリアを分担できるようにした。
延岡市と日向市での共同配送を協議する上で、両社の配送拠点間の荷物移動(横持ち業務)に人員とコストを要することが課題となり、根本解決するには両社の配送拠点を一つにする「同居」が最も効率的と判断し、拠点の共同利用を決めた。
九州西濃運輸では、セイノーグループとして物流ネットワークの最適化と共同配送による効率化を進めてきた。その一環で、同じセイノーグループの西濃運輸や日ノ丸西濃運輸と共同配送の実績があったJPロジスティクスとの協業の可能性を、2024年4月から検討。
九州島内では、長崎県松浦市や熊本県八代市など5つの地域で共同配送を開始し、総走行距離9300km/月の削減効果が得られ、約6000kg-CO2のCO2排出量削減につながっている。また今回のエリア分担により、総走行距離約1950km/月、約1300kg-CO2の削減効果を見込む。
九州西濃運輸とJPロジスティクスでは、他エリアでの展開も視野に入れ、今後も連携を進めていく。
JPロジスティクス/宮崎県の日向支店を移転し、九州西濃運輸と共同配送開始