日本通運は4月25日、タイ、カンボジア、ベトナムを結ぶ陸路輸送サービス「サザンメコン・ランドブリッジ・エクスプレス」の販売を開始したと発表した。
<バンコク~ホーチミン間ルートマップ>
サザンメコン・ランドブリッジ・エクスプレスは、インドシナ半島南部の東西850kmを横貫する南部経済回廊を利用し、バンコク~プノンペン~ホーチミン間をドア・ツー・ドアで接続する陸路輸送サービス。
同サービスでは、全路線にGPS搭載トラックを配備し、貨物の輸送状況をトレースできる体制を整えている。また、輸送中の振動テストも実施済みで、電子機器・部品などの精密機器輸送にも対応することができる。
さらに、保税輸送が可能なトランジットライセンスの取得による円滑な輸送を実現したことで、船舶による輸送と比較した場合、ドア・ツー・ドアで2~7日のリードタイム短縮が可能となった。
インドシナ半島南部では、豊富な天然資源と労働力を背景に。カンボジアへの製造業の進出が加速しており、隣国のタイ、ベトナムとの間では、部材や製品輸送のニーズが高まっていることから、サービス開始となった。