JFE物流は6月6日、東日本大震災の影響で被災した東北物流センターの復興を完了した。
<事務所の様子(地震発生直後)>
<事務所の中の様子>
宮城県仙台市の仙台新港にある東北物流センターは、大地震に伴う大津波により、屋根まで浸水し、倉庫内の商品・沿岸クレーン・電気設備も損傷し多大な被害を被っていた。
同社は災害対策本部を本社に設置し、仙台に技術支援部隊を派遣するなど、全社一丸体制を敷き、復興対策を実施。
<受入れを再開した倉庫>
このほど、商品受入れが可能になったことから、6月6日、第一船として福山からの内航船「第5弘栄丸」を迎え入れ、鋼材700トンの荷役を開始した。同物流センターは震災後3か月ぶりに鋼材の受け入れと配送業務を再開した。
<第一船の第5弘栄丸が荷役開始>
また6月7日には、自動車用鋼板を中心とした900トンの鋼材も受け入れる。
なお、同物流センターはJFEスチールの鋼材の流通基地機能や、JFE条鋼と東北スチールの物流を担当。月間の取り扱い数量は約12万トンで、東北一円を中心とした輸配送を行っている。