住友商事は11月8日、中国の合弁会社である佛山住商肥料が、佛山市内に化成肥料の新工場を開業したと発表した。
佛山住商肥料は2008年末に、中国南方の市場開拓を視野に設立し、新工場は年産20万トンの化成肥料生産規模を持ち、本年夏から試験生産を行ってきた。
青島・佛山両工場で生産する肥料は、即効性と長期肥効を併せ持つ高成分化成肥料であり、穀物類に加えて果樹・野菜などほとんどの農作物を対象としていることから、年々販売シェアを拡大している。
住商グループの中国での化成肥料生産は年産40万トン体制に達したことから、販売地域を国内全土へと拡大するとともに、一部を東南アジア向けに輸出も行う。
なお、第3、第4の製造拠点を整備し、2020年までに100万トンの化成肥料製造・販売体制確立を目指す。
