乾汽船が8月7日に発表した2013年3月期第1四半期決算によると、売上高31億4500万円(前年同期比9.5%減)、営業損失4億4700万円(7900万円の営業利益)、経常損失5億9600万円(1億2800万円の経常利益)、当期損失4億円(7700万円の当期利益)となった。
効率的な配船を引き続き追求すると共に、減速航海にも本格的に取り組むなどコストの削減を積み重ねたが、市況の低迷による収益の減少と燃料油の高騰による支出の増加をカバーするには至らず、第1四半期は赤字となった。
なお、6月にグループ保有船では最大船型となる3万7000DWT型新造船が竣工し、船隊が強化された。当該船は5年間の用船契約に投入され安定的な収益を確保することになる。
通期は、売上高137億円(1.3%増)、営業損失13億円(-)、経常損失16億円(-)、当期損失5億1000万円(-)の見通し。