愛知県は8月27日、三河港とウラジオストク港を結ぶ新規コンテナ航路(ロシア航路)を開設すると発表した。
トヨタ自動車が、田原工場で製造した部品をコンテナで、ウラジオストクの組立工場へ運ぶため整備するもので、2013年に利用開始を計画している。
<ロシア航路イメージ>
トヨタと三井物産、ソラーズ社の合弁で計画しているウラジオストクの自動車組立工場(ランドクルーザープラドを生産)へ、2013年度には月間約1000台の自動車部品が輸出される見通しで、初年度のコンテナ取扱個数は3万TEU(20フィート換算)の規模を予定している。
ロシア航路のルートは検討中だが、片道4日間の工程を想定している。
なお、愛知県の条例により新規コンテナ定期航路船の初入港から6か月間、船舶の入港料と岸壁使用料を全額免除する。