杉村倉庫が1月31日に発表した2013年3月期第3四半期決算によると、売上高70億1400万円(前年同期比0.0%減)、営業利益5億8800万円(0.3%減)、経常利益5億1100万円(3.3%減)、当期利益2億1500万円(24.6%減)となった。
倉庫業は、電気機械などの荷動きが低迷し、米の出庫量が増加したことなどで全体の期末在庫も減少したため、保管料収入の減少要因となった。
しかし、機械類、食料品などの取扱が堅調に推移し、荷役荷捌料収入が増加した。この結果、外部顧客に対する売上高は、36億1900万円となり、前年同期に比べ3600万円(1.0%)の増収となった。
コスト面では人件費や修繕費、減価償却費などが減少したので、前年同期に比べ6400万円損失額が改善し、3000万円のセグメント損失となった。
運送業はオフィスの移転作業やリネンサプライの配送業務などの取扱が前年同期に比べ増加したことなどにより、運送料収入が増加した。この結果、外部顧客に対する売上高は25億2300万円となり、前年同四期に比べ5400万円(2.2%)の増収となった。
コスト面で運送費用や作業費用等が増加したので、前年同期に比べ700万円(8.0%)の減益となり、8600万円のセグメント利益となった。
通期は、売上高95億6000万円(1.1%増)、営業利益7億円(14.0%減)、経常利益5億9000万円(17.4%減)、当期利益2億6000万円(15.9%減)を見込んでいる。